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農家支援と障がい者雇用

イメージ写真、手のひら

静岡県浜松市に拠点を置き、地域の農家支援を行っている企業にH社がある。
東京に本社を置くITの大手企業の特例子会社である。

親会社では6000人規模の大会社でありながら障がい者の雇用では苦戦を強いられていた。
働く社員の大半がシステム開発要員の同社にあっての社員としての必須要件がITスキルに精通していることであったからだ。同社の障害者雇用姿勢が低かったということではなく、社内に存在する業務の多くが実態として障がい者に委ねるには難しい条件が多かったからである。
一方で大企業である同社にとり、障がい者雇用は避けては通れない関門であった。そうした中、知人を介して浜松地域で農家支援と障がい者雇用の推進を図る仕組みを聴き、対応したのがH社の誕生である。
農業は言うまでもなく究極のプロの仕事で不慣れな同社に手を出す余地はなかったが、話を進めてみると農業の仕事には様々な役割があり、農業とは無縁の同社が雇用する障がい者にも担える仕事が農業の現場には多くあることに気づいた。受け入れる農家側も、高齢化と人で不足。農繁期と農閑期の極端な業務環境の中人手を渇望する時期がどの農家にもあることが分かった。

  • ①雇用率確保で悩む大手企業
  • ②繁忙期に人手を借りたい個人経営の農家
  • ③農業分野で力が発揮できる障がい者
  • ④彼らの就労を支える障がい者就労支援の専門家。

この4つがそろえばそれぞれの抱える課題解決が図れる。加えて浜松の優位な条件であったのが年間通して温暖な同地では年間通してどこかの農家が繁忙期であったことである。