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いよいよ配属! でも障がい者教育はあせらずに・・・当事者の声

さぁ、いよいよ新入社員研修も終わり、各部署への配属の季節となりました。

イメージ写真、話をする上司と部下

障がい者雇用枠で採用した社員を、他の社員と同じように考えて指導すると、すぐに辞めてしまって驚いたという声をよく聞きます。

「だから、障がい者採用は・・・」と言わず、彼らのこれまで育ってきた環境を慮り、あせらずにゆっくりと育成することの大切さを、人事関係者はもちろん受け入れた職場の上司や担当のメンターで考え、共有していってほしいものです。

今回は、こうした社員が求めている「会社に配慮してほしいこと」をまとめてみました。

  • 「仕事の指示は、わかりやすく、丁寧に説明してほしいのです。言葉だけではなく、写真やイラスト入りのマニュアルがあると理解しやすいのですが」
  • 音からの理解が苦手、言葉を形としてイメージすることが難しいなど、情報の捉え方に特性がある場合があります。一度、写真やイラスト入りのマニュアルを作ってしまえば、それ以降は誰にとっても理解しやすいものになります。
  • 「一度では理解できないこともあります。わからないときに聞きやすい雰囲気があると助かります」
  • 一度で理解できないと、厳しいことを言われたり怒られたりして、自信喪失に。特に心を傷つける言葉は、「あとは自分でやるから良いよ」「しかたないなぁ。他の人にやってもらうから……」。言ってしまっていませんか?
    どうぞ何度も教えてみてください。それでも難しいようだったら、「必ずできるから。一緒にやってみよう」「じゃあ、◯◯さんと一緒にやってみようか?」「まず、この段階だけやってみよう」等と、誰かと組ませる、業務を細分化させ、できる範囲を与えて自信をつけさせるのもよい方法です。
  • 「服薬の影響や、前の晩に良く眠れず眠気がでることもあります。コンディションによりタイミングよく休憩できると助かります」
  • 疲れているようだったら、声を掛けて休ませるのもよいでしょう。周囲の人にも、それを伝え、理解させておくことが大切です。また、体調や通院の都合で残業はできないことがあるので、残業をして欲しい日は、早めに伝えてください。ただし、万が一できない場合は、できなくてもよい状況を作っておきましょう。
  • 「対人関係に不安があります。人と話をするのが苦手で、苦痛・極度の緊張が伴います」
  • 社内外を問わず感じる人もいます。特に初対面の相手に感じがちです。電話も同様でしょう。時間が経ったら何とかなる、少しずつ慣れてくるだろう、などと思ってはいけません。それが障がいなのですから。早いうちに、一人で簡潔する業務や人と話さないでも遂行できる業務を担当できるように育てましょう。
  • 「障がい者であることを過剰に意識しないで、他の社員と同じように接してほしい」
  • つまり、特別扱いはしないでほしいということです。出来ることはさせ、今はまだ出来ないことでも、頑張れば出来ることをさせていくのは、障がいの有無に関わらず、当たり前のことです。障がいによって出来ないことは担当させず、補助具やITがあれば障がいが無くなることについては合理的配慮をし、貴重な人財として育てていきましょう。